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2018-09-01 | Blog, 観光

アマンガラ Amangalla【ホテル】

ツアー最後のランチはホテルアマンガラにて。

スリランカ南部の町ゴールには要塞に囲まれた旧市街があり、丸ごと世界遺産となっています。

その一角に佇むアマンガラは、1684年にオランダ統治下で建てられ、1863年には英国統治下でニューオリエンタルホテルとして開業したものをそのまま活かしています。

アマンリゾーツのファンからは、これがアマン?!とも言われてしまうようなのですが、歴史の刻まれた本物の重厚さは、これぞコロニアル。

そんな雰囲気と優しいお味のランチ、楽しんでいただけたようで良かったです。

私はゴールにも通っている料理修行先があるのですが、毎度、終わったあと夕方ヘロヘロになってここに転がり込み、ハイティー(アフタヌーンティー)メニューのスコーンセットを頼むのが自分ご褒美&打ち上げなんですよね(笑)

いつも独りで来るしかないお気に入りスポットに、大切な方々をご案内できる悦びをじんわりかみしめたひとときでした。

★キッチンスタジオペイズリー「スリランカ・ツアー2018」レポート

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2018-08-30 | Blog, 観光

ヘリタンス・カンダラマ Heritance Kandalama【ホテル】

シーギリヤロックに登りヘリタンス・カンダラマホテルに泊まるという贅沢な一日。

かのアマン・リゾーツをはじめとする世界のリゾート建築に影響を与えた建築家、スリランカ出身のジェフリー・バワが隅々までこだわって創ったホテル。自然との一体感がとにかく圧倒的。

最高級ホテルが供する繊細なスリランカ料理を晩ご飯でしっかり勉強したので、朝ご飯は癒し系ワッフルと紅茶。スパイス抜きで息抜きしました!笑

Photo #3, #4 by Sho Hamada

★キッチンスタジオペイズリー「スリランカ・ツアー2018」レポート

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伝統的なお菓子作りを体験

伝統菓子作りを体験。
スリランカのお正月は4月中旬で、新年を寿ぐお菓子をたくさん作ります。日本でいうとお節料理のような存在です。

その頃ならホテルのビュッフェでも街中のスーパーでも簡単に手に入るのですが、季節外れなので、実演してくれる所を探してもらいました。
作り手は、村に一人はいるようなお菓子作り名人の奥さん。参加者も何人かトライしましたが、なかなか難しかったね!いい経験。

ちなみに、これらのお菓子は結婚式や記念式典など祝いの席にも登場します。今では作れる人が減っているため、お正月前になると、作り手さんたちは1ヶ月以上前から大忙しだそうです。

★キッチンスタジオペイズリー「スリランカ・ツアー2018」レポート

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2018-08-30 | Blog, Gallery, 暮しぶり, 観光

ローカル食堂で朝ごはん

ツアーの皆さんをお連れしたくて移動スケジュールにねじ込んでもらったのが、朝ごはんを食べたレストラン「アンマーチ」。

学生食堂のように料理ごとに並んで買います。
作っているところを見られるし、地元の人でにぎわう美味しさで、大好評でした。

ミルクアッパー2枚で30ルピー(20円ちょっと)など庶民価格で、通勤途中に寄って食べていく人、テイクアウトする人……通勤ファッションを見るのも楽しい。

政府が女性の雇用のために全国各地に作っているレストランで、シンハラ語圏では「ヘラボジュンハラ」という名前で知られています。
 

★キッチンスタジオペイズリー「スリランカ・ツアー2018」レポート

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2018-08-29 | Blog, Gallery, 暮しぶり, 観光

漁村でオディヤル・クールをいただく

ツアーの皆さんに田舎の一般家庭の台所をお見せしたくて、漁村で家庭訪問。

ジャフナ名物の「オディヤル・クール」という海鮮鍋を作って迎えて下さいました。さすが漁村、元漁師さんのお宅のクールは絶品でした!

ご厚意で受け入れてくださったジャヤンティさんご一家に感謝を込めて、香取先生の提案で日本人3名がインドムービーダンスを披露したところ、むこうも返礼のダンス、からの、ディスコ状態に…笑
 

ジャヤンティさんは40才くらいですが、2004年のスマトラ沖地震津波や2009年までの内戦により、これまでの人生で3度も、家を失って着のみ着のまま逃げ出す経験をされています。

ツアーの皆さんには、先入観なく、大家族の賑やかで幸せそうな暮らしぶりを感じていただけたらと、そういった事情は後からお話ししました。「被災者」「元・避難民」としてではなく、日々台所に立って食事の支度をするひとりの女性として出会っていただけたらと…

料理に関心があって参加された方ばかりなので、同じく台所に立つものとしての共感や、台所というプライベートな空間に立ち入らせていたいたことへの感謝、そんな気持ちも自然に、ジャヤンティさんやご家族に伝わったのではないかと思います。

このあたりの地域は観光客慣れしているわけでもなく、しかも26人+現地コーディネータさんたちという大規模なツアーなので、実は、訪問は難しいかなと思っていました。
それが可能になったのは、NPOパルシックの駐在員だった伊藤文さんのお陰です。この地に何年も暮らし築き上げてきた信頼関係あってこそ「文さんのお友だちならどうぞ」と言っていただけました。

伊藤さんのお仕事について以前ブログで紹介したのでご覧いただけたらうれしいです。ジャヤンティさんはこの裁縫プロジェクトで内職してお子さんたちの塾費用を稼いでおられます。

関連記事:
子どもを塾にやる費用を稼ぐ

帰り道にはスリランカ最北端の地に寄って記念撮影。敬愛する同僚の冨塚紀子先生と。

Photo #2, #4, #5, #6 by Sho Hamada

★キッチンスタジオペイズリー「スリランカ・ツアー2018」レポート

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2018-08-28 | Blog, 観光

ナッルール・カンダスワミ寺院の大祭りへ

ジャフナに到着した私たちを迎えてくれたのはタミル人のプラバーさん。ここスリランカ北部はシンハラ語があまり通じないので現地のコーディネーターをお願いしました。

コロンボから全日程をサポートしてくださっているシンハラ人のツアーガイドも、お名前がプラバーさん。スリランカ南部の出身で、内戦終結からもうすぐ10年ですが今回初めてジャフナに来たそうです。シンハラ人の多くにとって、言葉も通じないジャフナはまだまだ「遠い」町。

二人の会話にそっと耳をすませると、英語でした。旅行業に携わる者どうし共通の関心は尽きない様子。

日本人から見ると驚きですが、二人ともマルチリンガルで、南のプラバーさんはガイド業を堪能な日本語でこなし、英語ももちろんできて、母語はシンハラ語。
北のプラバーさんは母語がタミル語、仕事のためシンハラ語と英語。

外国からの私たちを温かく迎え、スリランカと繋いでくれる二人のプラバーさんたちの背中について歩きながら…
ジャフナが誇るナッルール・カンダスワミ寺院(ヒンドゥー教)の大祭に向かう夕暮れです。

நல்லூர் கந்தசுவாமி கோவில்
Nallur Kandaswamy Temple

Photo #1, #3 by Sho Hamada

★キッチンスタジオペイズリー「スリランカ・ツアー2018」レポート

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2018-08-27 | Blog, 観光

シナモングランド Cinnamon Grand【ホテル】

ツアー最初の2泊はシナモングランドホテルです。
写真は朝ごはんのエッグ・ホッパー、焼きたてほかほか、ムチムチのカリカリのトロットロ~~♪

このホテル、昔はインド資本でランカ・オベロイという名前だったのですが、2003年にキールズが買収して今の名前に変わりました。
いつか日本からのお客さんをお連れするならここしかないと思っていた、便利なホテル。隣接するクレスカット・ショッピングモールともども、駐在時代の思い出が詰まった場所でもあります。

2000年当時、クレスカットの、いまSUGARというカフェが入っているところはDelifranceでした。
市内でカフェといえばDelifranceくらいで、そことODEL店の2店舗のみ。週末、どっちかの店に三輪タクシーを乗り付けて、夫と二人で朝ごはんを食べるのが心の癒し、内緒の贅沢でした。
頼むのはいつも、ゆで卵のマヨネーズ和えとレタスをはさんだクロワッサンにカフェオレ。
あまりにも幸福感がすり込まれているのか、今でも我が家では時々、週末のブランチにそのメニューを作ることがあります。

★キッチンスタジオペイズリー「スリランカ・ツアー2018」レポート

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2018-08-26 | Blog, 観光

夜行バスで早朝に着くとき

地方都市ジャフナでの仕事を終え、夜行バスでコロンボに戻ってきました。
勤め先の料理教室、キッチンスタジオペイズリーのスリランカツアーご一行は、成田で出発便が3時間遅れましたが先ほど無事に飛んだようです。
今日はオフDAYにして、スパイス料理もお休み!夜、ツアーの皆さんをお迎えするまでしばし鋭気を養います。

ちなみに今朝6時前に到着したので、夜のチェックインまで荷物だけでも置かせてもらおうとシナモングランドホテルに行ったら、朝9時に部屋に入れるようにしてくれたうえ、それまでシャワー付きのラウンジを使っていいって!
この規模のホテルなら当たり前なのかもしれませんが、とっても嬉しかった…笑


ジャフナとの往復は夜行バスがとても便利なんですが、朝ものすごく早く着くのだけがいつも困ってしまう。
常宿にしているジャフナのジェットウィングホテルはラウンジとかないので、もったいないようだけれど前の晩も一泊分取っておくしかありません。

小さいホテルなら24時間チェックインのところにしておかないと、朝6時でも門番さんが寝ていて開けてくれず往生したことがあります。早朝に着くよって、もちろん事前に伝えてあったんですけどね。

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2018-08-22 | Blog, Gallery, 暮しぶり, 観光

混ぜ物のないジャガリー

昨日のお買い物。

キトゥル椰子のジャガリー(椰子糖)はペター市場から。煮詰める時に砂糖を添加していない純度100%の高級品です!道端とかスーパーで売ってるのは大抵、砂糖入り。店内は東京の満員電車もビックリな押し合へし合いぶり、市場内でも特段の人気店の品です。

リバティプラザで見つけた三輪タクシー柄のバータ(ビーチサンダル)。
トゥクトゥクっていうタイ式の呼び方、最近すっかり定着したようで。以前はスリランカでは通じなかったんです。バジャージとかトライショー、スリーウィーラー、オートって呼んでた。

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2018-08-21 | Blog, Gallery, 暮しぶり, 観光

女子高生の定番ファッション

今度の日曜日から料理教室のスリランカツアーなのですが、私だけひと足先に来させてもらっています。
朝ごはんはカリッふわっのメドゥワダが無性に食べたくてタミル食堂で。

それからバスに飛び乗って、まずはペター市場に向かっているところです。
白いワンピースの制服に赤いリボンのお下げ髪は、20年近く前に初めてこの国に来たときから変わらぬ女子高生の定番ファッション。

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2018-03-10 | Blog, Gallery, 暮しぶり, 観光

スリランカの食卓を彩るノリタケ

輸出用とは違った、地元向けのレトロなデザインのノリタケを少しずつ集めています。
日本を代表する陶磁器メーカーのノリタケが、上質な土と水に恵まれたスリランカに目をつけて工場を開いたのは1972年。年表

以前、夫の誕生日にプレゼントしたノリタケ×バンダイのコラボ 「シャアのティーカップ」もMade in Sri Lankaでしたよ。

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わにパン

キンブラバニス(Kimbula Banis)というスリランカのパンです。
キンブラはワニ、噛みつかれるかも?!ってドキドキしながら先制攻撃、パクっ!
例えば日本でいうとメロンパンのような、どこのパン屋にもある愛され系定番…というところでしょうか。
お友だちのイラストレーター高橋 稚加江さんの好物だと聞いて久しぶりに買ってみました。

一年ぶりのスリランカ、料理修行3日目を終えて地方都市からコロンボに戻る高速バスのおやつです。

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2017-01-31 | Blog, 観光

お散歩MAPコロンボ〔食事〕

お散歩MAPはこちら
記事中の写真はクリックすると大きくなります。

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お散歩ルートの店(通る順)
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The Gallery Cafe(Paradise Road)
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【雑貨・カフェ】
住所: No.2 Alfred House Road, Colombo 3
電話: 011-258-2162
営業: 10:00-22:00
http://www.paradiseroad.lk/shops/paradise-road-the-gallery-shop

買物編で既出ですが食事編にも入れておきます。スリランカを代表する建築家ジェフリー・バワが設計し事務所として使っていた建物なので、ひとつぐらいはバワ建築を見ておきたいという方にもお勧め。スイーツ&紅茶で税込1,500円~という価格帯です。

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2017-01-31 | Blog, 観光

お散歩MAPコロンボ〔買物〕

お散歩MAPはこちら
記事中の写真はクリックすると大きくなります。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
お散歩ルートの店(通る順)
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Raux Brothers
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【雑貨】
住所: No.419, R.A. De Mel Mawatha, Colombo 3
電話: 011-259-4177
http://www.rauxbrothers.com/contact-us.php

家具屋ですが雑貨が楽しい。食卓周りのもの、籠類など爆買注意報。スプーン(写真)は伝統的なお面をデザインしたものでさりげなくスリランカなところがお気に入りです。
  

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2017-01-31 | Blog, 観光

お散歩MAPコロンボ〔宿泊〕Colombo Courtyard【ホテル】

お散歩MAPの起点となるホテルはColombo Courtyardです。
私の好みかというと100点満点とはいきませんが、市内に用事があるとき平日に1~2泊ならいいかな。お勧めポイントと注意点、ご参考までに。
記事中の写真はクリックすると大きくなります。

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2017-01-31 | 観光

お散歩MAPコロンボ

お買い物スポットや見所が、歩いて移動するにはちょっと離れているコロンボ。
三輪タクシーや車を半日ぐらい借り切って数ヶ所をはしごするなど、効率的に楽しむのがおすすめです。

でもでも・・・やっぱり、街の風を感じつつ自分の足で歩いてまわりたい!
そんなお散歩派のために、限られた時間でも楽しめるルートを組んでみました。

せっかくの大都会なので、お買い物重視の「アラフォー女子旅」テイストです(笑)

女性ひとりでも入りやすいスリランカ料理店
コロンボのオーガニック&エコ最前線を体感できるマーケットやカフェ
おしゃれなお土産が買えるスイーツ店や雑貨店

などなど

もう一歩、街に踏み込んで・・・
めいっぱい歩いてまわっちゃいましょう。

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2016-04-13 | Blog, 観光

DIVERSITEAをお土産に

スリランカのお土産、喜んでもらえてよかった!

「ディヴァーシティ」は、”Ceylon Seven Kinds”とよばれるセイロンティー七大産地の詰め合わせ。

ゴールロード(コロンボ3)の紅茶局で買いました。
ティーバッグなので気軽に飲み比べを楽しめていいですね。同じデザインでリーフティもありました。

diversity(多様性)+ tea(紅茶)で”DIVERSITEA”っていうネーミングもいい。

こんな小さな島国なのに、豊かな大自然が七つものフレーバーを育むのです。

スリランカは、自然ばかりでなく人々も多様。

シンハラ語、タミル語、英語など、いくつものことばが飛びかい
仏教、ヒンドゥ教、イスラム教、キリスト教など、とりどりの祈りがひびきあい
海辺に、山に、ジャングルに
田舎に、街に、海外に
いろんなところで暮らすさまざまな人たちが、それぞれにきらめく

そんなスリランカの魅力をパッケージしたような。

平和な未来への祈りをそっと添えて贈りたいお土産です。

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2016-03-20 | Blog, 観光

ジェットウイング・ジャフナ Jetwing Jaffna【ホテル】

ジャフナ駅で列車を降りると、そこはタミル語圏。
シンハラ語から頭を切り替え、三輪タクシーと料金交渉してホテルに向かいます。

今回滞在したのはまだできたばかりのジェットウィング・ジャフナ。
記事中の写真はクリックすると大きくなります。

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2016-03-20 | Blog, 観光

ジャフナとは

小さな島なのに、話す言葉も宗教も違ういくつもの民族が隣りあって暮らすスリランカ。一番多いのが人口の75%を占めるシンハラ人で、その次が11%を占めるスリランカ・タミル。

他にも、スリランカ・ムーア、インド・タミル、バーガー、マレー、チェッティなどとよばれる人たちがいて・・・
なかには、人口比は1%未満でも、文化的に、あるいは社会的に存在感の大きい民族があるのも面白いところです。

そうは言っても、「民族」というこの区分自体、植民地支配の都合で線引きされたものであったり、植民地からの独立運動を盛り上げるなかで強化されたものであったり・・・。スリランカの人たちの頭の中にある「身内」の線引きは、実際にはもう少し複雑ですし、時代とともに変わってきたようです。

そんな多様性をはらむスリランカの、北部から東部にかけては、タミル人がとりわけ多く暮らしています。いまインドでタミル・ナードゥ州となっているあたりから渡来した人々ですが、スリランカに定住してもう何世紀も経っています。植民地時代に、紅茶プランテーションの労働力としてインドから連れてこられたインド・タミルとは区別されます。

私が今回訪れたジャフナという街は、北部の主要都市であり、スリランカにおけるタミル文化の中心地です。1980年代初頭に内戦が始まるまでは、コロンボに次ぐスリランカ第二の規模の都市でした。30年近い内戦中に経済発展から取り残されてしまったので、今となっては、知らずに訪れればただの田舎町にしか見えないと思いますが、ちょっとした食堂の内装などに、どことなく昔ながらの佇まいを感じることがあります。

ジャフナは、古来、海洋交易の拠点港であり、スリランカ北部を支配する王朝がここに都を置いた時代もありました。
16世紀以降はポルトガル、オランダ、イギリスによる植民地支配の影響を直接に受け、19世紀に入るとアメリカからの宣教師たちが熱心に教育活動を展開。
英語を使いこなす人材が多く育ち、イギリス領セイロンの頭脳を輩出する土地柄でもありました。

スリランカは第二次大戦後に独立を達成しましたが、植民地支配下のひずみは、隣り合い、まざりあって暮らしていた人々を分断する方向にはたらき続け、1950年代半ば以降は、スリランカ・タミルと人口の大半を占めるシンハラとの対立が深刻になっていきました。

1980年代には、ジャフナを中心とする北部・東部地域だけを独立させてタミル人の国を作ろうとした反政府勢力と、それを認めない政府との対立が激化し、2009年まで26年にわたり内戦が続いたのでした。

◆料理修行2016年3月〔ジャフナ〕
列車でジャフナへ
陸路の理由
エー・ナイン・ロード
ジャフナとは ←今ここ
ジャフナ〔宿泊〕Jetwing Jaffna

◆料理修行2017年4月〔ジャフナ〕
国内線でジャフナへ

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2016-03-20 | Blog, 観光

エー・ナイン・ロード

スリランカで26年にわたる内戦が終結した2009年。

インターネットでスリランカの新聞を読んでいて

「A9が通れるようになったって」

パソコンに向かう夫の背中に話しかけると、「そう」と言ったきり黙ってしまいました。

2002年、国道A9番線が一時的に通行できるようになったとき、夫は反政府勢力の支配地域や、その先にあるジャフナを視察したことがありました。

当時、私もコロンボで働いていて、不安の中で送り出したのでした。

通れるといっても厳しい検問があり、地元の人たちも、自由に往来というには程遠い状態。ましてや一般人が興味本位で立ち入れるような、まだそんな雰囲気ではなかった時期です。

それから7年。

沈黙の中、それぞれパソコンに向かって
内戦終結の象徴のように報じられもした、A9開通に思いをめぐらし

たぶん、二人とも同じことを考えていたのです。

どれほどの犠牲のうえに。

どれほどの命を費やして。どれほどの希望を奪って。どれほどの・・・

写真:ジャフナへの車窓からスリランカ北部特有のパルミラ椰子。

◆料理修行2016年3月〔ジャフナ〕
列車でジャフナへ
陸路の理由
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ジャフナとは
ジャフナ〔宿泊〕Jetwing Jaffna

◆料理修行2017年4月〔ジャフナ〕
国内線でジャフナへ

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2016-03-20 | Blog, 観光

陸路の理由

日が暮れて、ジャフナ駅に降り立つ。
コロンボから、島の北端へ特急列車で8時間の旅でした。

初めてジャフナに行くときは陸路にしたいと思っていました。

内戦中、長年にわたり通行止めになっていた国道A9番線、エー・ナイン・ロードをたどりたかったからです。

ひとりで車をチャーターするのはさすがにコスパが悪いので、この道路にほぼ併走している列車にて。破壊されていた線路と駅舎の修復が済んで運行再開したのは2014年のことです。

A9は、スリランカの中央部にある古都キャンディと、北端にあるジャフナをつなぐ幹線道路です。

一路、北へ伸びるこの道路の途中に、反政府勢力の拠点がありました。
内戦中は、そこから先へは自由に行くことが難しく、北側から来るのもかなり難しかったのです。

日本に例えると、青森県が反政府勢力の支配地域となり、青函トンネルが封鎖されて、本州と北海道の行き来が難しくなるようなものです。

ジャフナは北海道みたいに大きくないけど・・・

◆料理修行2016年3月〔ジャフナ〕
列車でジャフナへ
陸路の理由 ←今ここ
エー・ナイン・ロード
ジャフナとは
ジャフナ〔宿泊〕Jetwing Jaffna

◆料理修行2017年4月〔ジャフナ〕
国内線でジャフナへ

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2016-03-20 | Blog, 観光

列車でジャフナへ

 

ジャフナに向かう長距離列車にて。

水、果物、軽食・・・
いろんな売り子さんが通るので、ワダ(豆の揚げ物)を買ってみたら。

こんなかわいい袋に入れてくれた~(^^)

子どもの学校の宿題かな?
ノート切り取って、のりで貼って、ちゃんと袋になってるの。

一段目には花の絵
二段目はシンハラ文字で මල් って練習してますね。
読み方は「マル」、花という意味。

そして、アヌラーダプラを過ぎると、ぱったりと売り子さんが乗ってこなくなる。

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国内線でジャフナへ

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