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2019-04-13

お正月の自転車レース

「百年目のお正月」の続きです。村を挙げてのお正月行事@北部州ジャフナ県アリヤーライ村

2019年4月13日、朝6時半。新年を翌日に控え、午前中にはマラソン大会と自転車レースが行われました。どちらも上位入賞者にはかなりの額の賞金が出るのです。

自転車レース歴3年目というお兄さんたち。
本業はバイク修理、塗装など。今回は50kmレースに参加、もちろん狙うは1等賞金5万ルピー(3万5千円)。

自転車はパーツを買って組み立てた自作。賞金代わりに自転車をもらったこともあるけれど売ってお金に換えたんだって。

女子のレースもあって「あの娘はすごいよ」と皆が指す女性は90kmを3時間半で走るとのこと。

「あの人は俺たちのアニキ、一番の古株」と教えてもらった青いウェアの男性は64歳。

1971年から、これまで268レースを走ったそうです。1995年から2006年は内戦のため自転車レースには出ていない。
「もう歳だから、順位より出場に意味がある。300レース出場を目指してるんだけどね」と穏やかに笑います。
この村の出身ではなく、いろんなところで開催される自転車レースに参加しているそうです。

「Northern Province(北部州)」と書いたお揃いのジャージを着た若者が何人も。自転車チームがあるようです。

驚いたことに車椅子レースもありました。

見かけたのはお一人だけでしたが、高齢で脚が悪くなって自治体からこの車椅子を支給されたとのこと。この村の辺りではあと一人、同じのを使っている人がいるらしい。

 

乗り心地どうなんですか?ときいたら「とってもいいよ!」と自慢げ。
そう、自力で漕いで行きたいところに行けるって嬉しいですよね・・・
残念ながら時間の都合で車椅子レースの開始には立ち会えず。応援したかったんですが。

男子レースのスタート地点。


女子レースはゴールの瞬間に立ち会えました。
タイヤひとつ前に出て走り抜けた選手のガッツポーズと破顔。目に焼きついています。

スタートやゴールの写真がないのは、気温30度以上の屋外で、スマホの温度が上がりすぎて肝心の時にカメラが使えなかったんです。

そんな中、マラソンの出場者は、なんと裸足の人も多数・・・!
お正月ということで帰省している海外移住組はナイキのウェアにガーミンの腕時計(脈拍など出るスポーツ用のもの)つけて走っていて…
なかなかのギャップだよね。

◆ジャフナのお正月2019年4月
百年目のお正月
お正月の自転車レース ←今ここ
お正月のおっさんず時代劇
お正月のインド歌手コンサート
お正月の運動会

参考:
ニシャンタ先生による解説「4月はスリランカのお正月

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ジャフナとは

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