toggle
2019-04-14

お正月のおっさんず時代劇


時代劇。ジャフナ王朝の王様なのでしょうか、陥れられてヨーロッパ人の植民地支配者に殺されてしまうまでのお話。下の動画にある砦、ジャフナとかゴールとか、主要港にヨーロッパ人が築いたのが今でも残っているアレですね。

隣席から所々英語で解説してもらいつつ、言葉が分からなくても観てれば分かるというやつ。

ヨーロッパ人役の人もタミル語でしゃべるんだけど、わざわざ外国訛りのタミル語で演じていたらしい。大河ドラマ、黒船来航シーンで「ハロー、ショーグン!ワタシ、ペリーね!」みたいな?!笑
私には聴いてても違いは分かりません、一緒にいた人が面白がって教えてくれました。

そして「この劇団は各地をまわって公演してるの?」とたずねたら笑われた。

「みんな、この村の人たちよ!王様役の人、今朝うちに来てたあの人よ?」

マジか!!!

村のおっさんたちが劇団を結成。8ヶ月の稽古を重ねて迎えたこの日だったとのことです。

イギリスだったかオーストラリアだったか、海外移住先で演劇経験のあった人が、移住先を引き払って村に戻ってきていて、この劇の脚本を書いたり、演技指導をしたそうです。

演劇は、前から正月行事の定番だったけれど、その人が帰ってきてからは一層、見ごたえのあるものになったらしい。

後で近くに行ってみたら、舞台装置はベニヤ板で組んで立派にペイントしてありました。こういうの本格的に作っちゃうところがすごいよな。衣装も、かなり遠くからでも豪華に見えるよう工夫されていることが分かると思います。

何よりも、舞台裏に激励に行ったときの、役者さんたちの恥ずかしそうな、嬉しそうな、達成感いっぱいの笑顔にやられた!太鼓腹のおっさんたちなのに!!笑
みんな、カッコよかったよっ!

◆ジャフナのお正月2019年4月
百年目のお正月
お正月の自転車レース
お正月のおっさんず時代劇 ←今ここ
お正月のインド歌手コンサート
お正月の運動会

参考:
ニシャンタ先生による解説「4月はスリランカのお正月

関連記事:
ジャフナとは

Pocket

関連記事