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2018-09-24

マダム・ソーマセカランの台所


料理の仕事を始め、自分なりの何かを持てるようになりたくてスリランカに通い始めて2年半。

ジャフナ地方の料理を紹介した本 “Jaffna Cookery” の著者に会いたくて、行く度にアプローチするも、会っていただけたり、いただけなかったり・・・
この度、ツアー前に休暇をいただき1週間早く現地入りしたお陰で、4回目にしてやっと、ジャフナのお宅で台所に入れていただけたのでした。

到着するなり、畑に入ってひとつひとつ野菜の名前を教えてくださる著者。

ココナッツ削りは男性陣が。

モリンガの剥き方。煮込んだものを唇でちゅーっとしごいて、中の柔らかいところだけを吸うように食べるものです。庭の木からもいできました。この日はヒンドゥ寺院にお参りするので肉や魚は口にせずベジタリアンメニューです。

料理が一段落したところで、お参りの時間になったので、食事の前にヒンドゥ寺院へ。お寺でもお振る舞いがあり、少しだけ包んで持ち帰って家でいただきました。

お寺でお振る舞いを食べる参拝者。お皿にしているのはバナナの葉です。

ジャフナのお宅は仮住まいなのでシンプルなしつらえでした。調理器具も「あれはどこかしら」と探したりしながらでしたが、著者と長女のクマーリさんと3人、庭から採ってきた野菜を刻んで煮炊きして。

ジャフナの香りを一番深いところまで吸い込んで、胸がいっぱいになりました。

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◆”Jaffna Cookery”の著者を訪ねて

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著者のサイン会

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