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2018-08-29

漁村でオディヤル・クールをいただく

ツアーの皆さんに田舎の一般家庭の台所をお見せしたくて、漁村で家庭訪問。

ジャフナ名物の「オディヤル・クール」という海鮮鍋を作って迎えて下さいました。さすが漁村、元漁師さんのお宅のクールは絶品でした!

ご厚意で受け入れてくださったジャヤンティさんご一家に感謝を込めて、香取先生の提案で日本人3名がインドムービーダンスを披露したところ、むこうも返礼のダンス、からの、ディスコ状態に…笑
 

ジャヤンティさんは40才くらいですが、2004年のスマトラ沖地震津波や2009年までの内戦により、これまでの人生で3度も、家を失って着のみ着のまま逃げ出す経験をされています。

ツアーの皆さんには、先入観なく、大家族の賑やかで幸せそうな暮らしぶりを感じていただけたらと、そういった事情は後からお話ししました。「被災者」「元・避難民」としてではなく、日々台所に立って食事の支度をするひとりの女性として出会っていただけたらと…

料理に関心があって参加された方ばかりなので、同じく台所に立つものとしての共感や、台所というプライベートな空間に立ち入らせていたいたことへの感謝、そんな気持ちも自然に、ジャヤンティさんやご家族に伝わったのではないかと思います。

このあたりの地域は観光客慣れしているわけでもなく、しかも26人+現地コーディネータさんたちという大規模なツアーなので、実は、訪問は難しいかなと思っていました。
それが可能になったのは、NPOパルシックの駐在員だった伊藤文さんのお陰です。この地に何年も暮らし築き上げてきた信頼関係あってこそ「文さんのお友だちならどうぞ」と言っていただけました。

伊藤さんのお仕事について以前ブログで紹介したのでご覧いただけたらうれしいです。ジャヤンティさんはこの裁縫プロジェクトで内職してお子さんたちの塾費用を稼いでおられます。

関連記事:
子どもを塾にやる費用を稼ぐ

帰り道にはスリランカ最北端の地に寄って記念撮影。敬愛する同僚の冨塚紀子先生と。

Photo #2, #4, #5, #6 by Sho Hamada

★キッチンスタジオペイズリー「スリランカ・ツアー2018」レポート

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