かまどに椰子殻をくべて
かまどが2つ。ひとつは椰子殻、もうひとつは薪を燃料にしていました。クリックすると大きい写真が開きます。
この日は、体調がすぐれない中で台所に立ってくださったようなのですが、料理上手と聞いていたとおり。
透明なブルーのお皿、映えますね。きっと食器やテーブル周りのこともお好きなんだろうな。
ここはスリランカ北部のムライティブ県コクトルワイ村の民家。
月に何度か、隣県ジャフナから車で2時間以上かけてやってくる裁縫の先生やNGOパルシックのスタッフのために、こうして昼食を用意なさるのだそうです。私もお相伴にあずかりました。
内戦の影響を大きく受けたこの村に、こんな何気ない日常の食卓が戻ってきたのは、実はほんの数年前のこと。
この日の訪問と、この村について、ぜひこちらの記事もご覧ください。
ブルーのお皿、どこで買ったんだろうな。
あんなしゃれた物を売る店が、あの村にはもうあるんだろうか。それとも、どこかのお寺にお参りにでも行ったとき、買ってきたんだろうか。
やっと戻ってきた土地にふたたび家を建て、やっと自分のかまどで料理ができるようになって。
新しい食卓のためのすてきなお皿を・・・
どこかの店で手に取った時の彼女を思って、この写真を見返すたびに胸がぎゅっとなるのです。
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参考:
特定非営利活動法人パルシック
駐在員の伊藤文さんによる現地レポート
「サリーリサイクル事業 ムライティブの新しい女性グループ」